吉田さんの臼発見
一昨日、飯能の山奥まで、ヤフーオークションで落札した臼を受け取りに行ってきました。一週間ほど前にオークションに出品されていたこの臼の写真を見て、これは飯能で代々臼職人をしている吉田徳次さんの作品ではないかと思いました。吉田さんは天皇即位における大嘗祭で使われる臼を作っている方で、知る人ぞ知る臼職人です。一緒に出品されていた杵の形状も、まさしく吉田さんの杵の特徴を備えていたので、それだと確信しました。木の劣化の程度などから見て、70~100年は経っているように見えるので、あるいは先代ないし先々代の作品かもしれません。臼のデータ:上部外径51cm、高さ45cm、底部外径55cm、特徴:上部の縁が僅かに内側へ傾斜している。側面が多数の直線面で構成されており、チョウナ痕が残っている。上部より底部が大きい。持ち手の削り部分が横に長い。底面がほぼ平坦(深い彫り込みが無い)、内部がみかん彫りetc.