最近は、スーパーへ行くと、冷凍食品売り場にはありとあらゆる冷凍食品が並んでいて、とても美味しそうに見えます。実際、美味しいものもたくさんあります。冷凍食品の普及により、短時間でおいしい食事やお弁当が作れるようになり、忙しい主婦にとってはまさに鬼に金棒となったと思います。しかしながら、一方では、昔ながらのやり方で、素材選びから味付けまで全てこなせる技術が退化してしまっているような気もします。たぶん昔は、家ごとに味付けが違って、それぞれの家庭の味というものがあったと思うのですが、これがだんだんとなくなり、均一化された味になってしまうのではないかと思うと、ちょっとさびしい気がします。