新市長誕生おめでとうございます(川越市)

去年の暮、数年前に市役所を退職されたKさんから電話がありました。彼が市役所在任中には用地部門で私は不動産鑑定士としてとてもお世話になりました。電話の内容は「今度うちの娘が川越市長選に出るので、娘とご挨拶にあがりたい」と言うのです。ちょうど私は自宅にいたので、しばらくするとお嬢さんと二人でチラシを持っていらっしゃいました。聞くとお嬢さんは大学卒業後に裁判官となり、16年間裁判官をしていたとのことでした。Kさんにこんな優秀なお嬢さんがいたことを知りとても驚きました。市役所時代のKさんは、曲がったことが嫌いで、相手が誰であれ、自分が正しいと思うことをスパッと言う人でしたので、きっとそのようなKさんの気質を受け継いだ(父の背中を見て育った)のだろうと思いました。一方、お嬢さんの印象はと言えば、ニコニコと穏やかな雰囲気の方で、裁判官を16年務めたとか、ましてやこれから選挙に出馬しようなどという力の入った感じは全くせず、小柄でとても感じの良い普通の主婦という感じでした。お二人が帰られてから私は早速お嬢さんのホームページを拝見しました。そこには学校給食費の無償化、企業誘致など、様々な選挙公約が掲げられていました。今、川越市のみならず日本においては子供の貧困化が問題となっており、学校給食に依存している家庭も多い状況ですので、少しでも貧困家庭の負担が減り、お腹をすかした子供が減ることを願い、私も家族も彼女を応援することにしました。また、彼女は特定の政党の後ろ盾もない無所属での出馬なので、Kさん曰く、選挙は初めてでわからないことだらけなので、とにかく足を使って一生懸命やるしかないとおっしゃっていました。でも、選挙結果は、皆さんご存じのとおりで、彼女のダントツ当選でした。きっと特定の政党の方針にも左右されず、また、クリーンな政治を行ってくれるだろうという市民の期待がこの結果を生んだのだと思います。心から嬉しく思うとともに、市役所時代のKさんとの思い出が蘇り、その娘さんが今、市長になったと思うととても感慨深いものがあります。これからの川越市がとても楽しみです。(写真はネットから拝借しました)

前の記事

謹賀新年