9月14日の地震について

9月14日の朝7時46分頃、東海道南方沖を震源とするマグニチュード6.2の地震がありました。私はまだ寝ていて気が付かなかったのですが、家族によるとけっこう揺れた(震度3)ようです。気になって調べたところ、この地震はとても不思議なのです。左図の×印が震源で、揺れた場所と震度が〇に数字で示されています。通常、揺れるエリアは震源から概ね同心円的に広がりを見せるのですが、この図を見る限り全く別の場所が揺れています。震源の深さが450㎞と深いためにこのようなことになったのだと想像できるのですが、どうのようなメカニズムで全く異なったエリアへ振動が伝わるのか、考えもつきません。右図の赤線は巨大地震を引き起こす可能性が指摘されている南海トラフの位置ですが、これと照らし合わせると、今回の震源は南海トラフの東部の南方の地下深くで起きています。東日本大震災の1日か2日前にも震源のすぐ近くである程度の規模の地震が起こっていたことを考えると、今回の地震が南海トラフ大地震の引き金にならないか心配です。

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